予想外のことでイラッとした時のマインドセット
ふとした瞬間、予想外の出来事に「イラッ」としてしまうこと、ありませんか?
さっきまで気分よく過ごしていたのに、その一瞬でモヤモヤに引きずられ、なんとなくその後の時間まで台無しになってしまう…。
そんな経験、きっと誰にでもあるはずです。
私もよくあります。
たとえば、電車のホームでぶつかられたのに謝られなかったとき。
その瞬間の「イラッ」がどんどん膨らみ、関係ない過去の出来事まで思い出してイライラしてしまう。
そんな自分にまた落ち込む——そんな悪循環になってしまうこともあります。
でも、たった一つの出来事に心を支配されて、貴重な時間が奪われるのはもったいないですよね。
今日は、そんなときに私が実践している気持ちを切り替える3つのマインドセットを紹介します。
「思い通りにならないのが普通」と心に留めておく
人生は、思い通りにならないことの連続です。
ぶつかってきた人にも、もしかしたら何か事情があったのかもしれません。
誰もが常に上機嫌でいられるわけではないのです。
「電車が遅延して焦っている」「楽しみにしていた日に限って雨が降る」など、
小さなハプニングは日常茶飯事。
それを“デフォルト(普通)”と受け止めるだけで、心の余裕がぐっと増します。
便利な時代だからこそ、私たちは「思い通りになる」ことに慣れすぎているのかもしれません。
だからこそ、「思い通りにいかないこともある」と前提にしておくと、
イライラする回数が自然と減っていきます。
逆に小さな幸運にも「ラッキー!」と感謝できるようになります。
イラッとした瞬間は「良いことが起こるサイン」と考える
些細なイラッとが起きた時は、目の前の出来事だけにフォーカスせず、
少し離れた視点で自分を眺めてみましょう。
感情の渦中にいると、どうしても世界がその出来事だけで埋め尽くされてしまいます。
そんなとき、「これは良いことが起こる前触れかも」と思うだけで、
心の状態が少し軽くなります。
未来に意識を向けることで、“今”のイラッとから抜け出すことができるのです。
気持ちを無理に切り替えようとするよりも、
「違う視点に置き換える」ほうがスムーズに感情を整えられます。
「起こったことは変えられない。でも受け止め方は選べる」
イラッとする出来事の多くは、自分の力では変えられないこと。
その「起こったこと」にばかり意識を向けてしまうと、
変えられない過去に囚われてしまい、時間とエネルギーを消耗します。
大切なのは、どう受け止めるかを自分で選ぶこと。
「嫌な出来事」ととらえるのか、「運をためるサイン」と考えるのか、
あるいは「相手も何か辛いことがあったのかも」と想像してみるのか。
捉え方ひとつで、心の平穏度は大きく変わります。
感情をコントロールすることは、自分の人生をコントロールすること。
起こったことを変えるより、自分の心の使い方を変えるほうが、
ずっと自由で、穏やかに過ごせるようになります。
イライラに振り回されず、幸せな時間を取り戻そう
予想外の「イラッと」は、誰にでも起こる自然な感情。
でも、その後の時間をどう過ごすかは自分次第です。
「思い通りにならないのが普通」「良いことが起こるサイン」
「受け止め方は選べる」という3つのマインドセットを意識してみてください。
少しずつ、自分の感情に優しくなれる。
そして、どんな日でも心穏やかに過ごせるようになります。