仕事納め前に必ずやること。来年を少しラクにする、私の振り返り習慣
年末は、立ち止まって振り返るのにちょうどいい
12月になると、「今年も終わるな」と自然に区切りを意識しますよね。
プライベートだけでなく、仕事を振り返るにも、この時期はちょうどいいタイミングだと思っています。
私は半期ごとに振り返りをしていますが、下期が終わるこの時期に、あらためて一年をまとめて見直します。
ここでは、毎年仕事納め前に必ずやっていて「これはやっておいて良かった」と感じていることをお話しします。
📊 まずは数字で、淡々と振り返る
最初にやるのは、とても事務的な振り返りです。
・月ごとのプロジェクト数
・どんな作業に、どれくらい時間を使ったか
・あらかじめ立てていた数値目標(PV、CV、売上など)
日々つけているメモやログを見ながら、「事実」だけを書き出します。
感情は一旦置いておいて、「今年、自分は何をどれくらいやったのか」を可視化する作業です。
数字で整理してみると、
「思っていたより動いていたな」
「ここは想像以上に時間を使っていたな」
と、感覚とのズレに気づくことも多いです。
このズレに気づけるだけでも、振り返る価値はあると感じています。
📝 数字に出ないことも、ちゃんと拾う
次にやるのが、定性的な振り返りです。
長期プロジェクトや準備段階の仕事は、まだ成果が数字に出ていないこともあります。
でも、それを「成果なし」としてしまうのは、少し違うと思っています。
たとえば、
・チームとのコミュニケーションがスムーズに回った
・課題を早めに見つけて共有できた
・勉強会を定期的に開き、知識をチームに還元できた
・忙しい中でも、感情を荒らさず仕事ができた
こうしたことは、数字では測れませんが、仕事を前に進めるうえでは確実に意味があります。
「結果が出たかどうか」だけでなく、
「どういう姿勢で仕事に向き合えたか」
も、一緒に書き出すようにしています。
🎯 目標には、良し悪し両方のコメントをつける
年初や中間地点で立てた目標については、必ず総評をつけます。
・達成できたもの
・できなかったもの
どちらも、感情を入れすぎず、フラットに振り返ります。
できなかった場合は、
「なぜできなかったのか?」
を考えるだけで十分です。
・予定を詰め込みすぎていた
・外的要因が大きかった
・優先順位を間違えていた
原因がわかれば、次は対策が立てられます。
逆に、達成できたものについても、
「なぜうまくいったのか」
を整理しておきます。
再現できる理由を見つけておかないと、次につながらないからです。
🚀 振り返りは、自分を責めるためじゃない
仕事納めの振り返りで、一番やらないようにしているのは「自分を責めること」です。
若い頃は、人と比べて
「成果が足りない」
「もっとできたはず」
と落ち込むこともありました。
今は、
「自分は何ができて、どこで貢献できたか」
という視点で見るようにしています。
年齢を重ねると、成長のスピードは確かにゆるやかになります。
できないことも増えます。
でもその分、経験や判断力で補える部分もあります。
好奇心や、仕事を楽しもうとする気持ちまで手放さないこと。
それを来年も続けられるようにするための振り返りだと思っています。
🌱 今年も働いた自分を、ちゃんと労う
一年間、働き続けるだけでも大変なことです。
その中で、考えて、迷って、手を動かしてきた自分を、最後にきちんと労ってあげてください。
振り返りは、反省会ではありません。
来年を少しラクに、少し前向きに始めるための準備です。
今年も、本当にお疲れさまでした。