【レビュー】展覧会「Gucci Garden Archetypes」展 in TOKYO

30/09/2021

東京の天王洲アイルで開催されている「Gucci Garden Archetypes」展へ行ってきました。
過去6年にわたるグッチの広告キャンペーンの展覧会。
空間を使った展示なので、その世界観に入れるのが楽しみにの一つだと思いました。

まず初めに「アレッサンドロ・ミケーレ」を知ってから行くと楽しいよ

私はあまりファッションに詳しい人間ではないので、
「アレッサンドロ・ミケーレ」さんについては、このGucciを通して知ることとなりました。
ファッションデザイナーで、かなり有名な方らしく、
2015年からGucciのクリエイティブ・ディレクターを務めているようです。
2002年にGucciに入社されているので、社歴は長い方ですね。なんて。
デザインの特徴としては、「マキシマリスト」デザインで知られているようで、
確かに、言い方悪いかもですが「ゴテゴテ感」が、ある時期からGucciに増えたなと思ったのは、
この人がディレクターに就任されてからっぽいなと後で知りました。

こういった、背景を知りながら、今回の展覧会や、広告の見せ方を見ると
面白いと思いました。
そもそも「マキシマリスト」って、知らなかった。
ミニマリストがいるから、その逆ということはわかるけど、どうやら、
「ただ物がたくさんある」だけじゃ、マキシマリストって言わないらしい。へぇ〜。
コレクターに近い感じかな。

個人的には、この絵画の部屋が好きです。
海外の寺院や聖堂、境界など行ったときに、天井や壁に絵画が描かれている世界観が何ともいえず、
ここにも、何か近いものを感じました。
よく見ると、オマージュ的な画像や、ちょっとした遊び心のような絵もあって、
自分がその一部になったような感覚が面白いと思いました。

Gucciは今年秋(2021年9月頃?)から、日本でもコスメの商品展開をしています。
10年くらい前?いや、もうちょっと短いかも。バーバリーがコスメを発表した時、
なんか違和感があったけど、もはや、そういうものなのですね。
LVが旅をコンセプトにした旅のアメニティとか作っちゃうのも時間の問題かも。

まとめ

Gucci自体が好きな人も、このクリエティブディレクターさんの世界観が好きな人も、
どちらも楽しめる展覧会だと思いました。
各年代、広告の映像がとても素晴らしく、参加されている映像監督さんとのコラボがこれもまた一緒に見ると良いと思いました。YouTubeをチェキですね。
オーディオガイドもあるし、入り口で配られるチラシも、わかりやすく短く説明が書かれているので、
もっと詳しい背景やストーリーが知りたい方は、是非、そちらを参照しながら、展覧会を楽しむのも良いと思いました。
個人的には、最初期待していなかったのですが、ハリースタイルズが起用されてきたあたりの広告から、Gucciの変革みたいなのに気付き、アースカラーを盛り込んだレトロでセピアな世界観が気になっていました。
帰宅してから、デザイナーさんのことを調べると、色々面白い発見があったので、
見に行く前に、知ってると、面白さ倍増するかも!って思いました。
広告コンセプトの意味が深いのと、表現の自由、チャレンジしたり、変革をおこしていく勇気がもらえる、そんなインスピレーションをくれる展覧会。気になった方は是非!
遠くていけない!って方は、バーチャルで一部楽しめるので、サイトをチェキしてください。

展覧会でピックされた広告映像一覧

Room9 Gucci Hallucination 2018年春夏コレクション

「Gucci Garden Archetypes」展 in TOKYO
アレッサンドロ・ミケーレのビジョンを探検する没入型エキシビション

会期: 2021年9月23日~10月31日
会場: 天王洲アイル B&C HALL・E HALL
時間:11:00-20:00
*曜日によっては時間変更あります。事前にサイトをご確認ください。
入場料: 無料(事前予約制)
監修:アレッサンドロ・ミケーレ
https://www.gucci.com/jp/ja/st/capsule/gucci-garden

-Exhibition
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